SUBJECT STRATEGY GUIDE
琉球大学 英語の傾向と対策
琉球大学 英語の概要
琉球大学の前期日程・英語は、2024〜2026年度の3年間を見ると、試験時間100分・4大問という構成が続いています。配点も、大問1が30点、大問2が30点、大問3が10点、大問4が30点で、合計100点です。
大きく分けると、長文読解2題で60点、会話・語法問題で10点、英作文で30点。読む力だけでなく、語彙・文法・内容把握・会話表現・英作文まで総合的に問われます。
問題構成・出題形式
| 大問 | 主な内容 | 配点 | 対策の中心 |
|---|---|---|---|
| 大問1 | 論説・説明文または物語文 | 30点 | 語彙、内容一致、要旨、論理展開 |
| 大問2 | 物語文または論説・説明文 | 30点 | 心情・出来事、内容一致、語彙、文構造 |
| 大問3 | 会話・語法 | 10点 | 基本表現、語法、会話の流れ |
| 大問4 | 150語程度の英作文 | 30点 | 構成、資料読解、意見、文法・綴り |
3年間から見える出題傾向
長文は「論説・説明文」と「物語文」の両方に対応する必要がある
2024年度は大問1が物語文、大問2が記憶をテーマにした説明文。2025年度は大問1が砂不足を扱った説明文、大問2が戦争で分断された家族と凧を扱う物語文。2026年度も大問1がオーバーツーリズムを扱う社会的テーマ、大問2が物語文です。
つまり、「大問1は説明文、大問2は物語文」と固定して覚えるより、両方のジャンルを読めるようにしておく方が安全です。
設問は単純な内容一致だけではない
語句の意味、空所補充、指示内容、出来事の並べ替え、要旨・タイトル、英文挿入、日本語記述など、複数の形式が出ています。本文をなんとなく読めるだけではなく、「どこが根拠か」「段落の役割は何か」を確認しながら読む力が必要です。
会話問題は10点だが、取りこぼしたくない
大問3は、日常的な会話の流れに合う表現や語句を選ぶ問題が続いています。配点は10点と小さめですが、基本的な会話表現・語法を固めれば比較的安定して得点しやすい部分です。
英作文は30点。2025・2026は資料読解型
2024年度は「思い出深い1日」について150語程度で書く自由英作文でした。2025年度はペット飼育に関する図表、2026年度は年代別のマスメディア利用に関するグラフを読み取り、その内容と自分の考えを150語程度で書く形式です。
直近2年は、資料から事実を読み取って英語で説明し、そのうえで自分の考えにつなげる力が重視されています。英作文は後回しにせず、早い時期から150語程度を書く練習を始めたいところです。
おきコム推奨の時間配分
試験時間は100分です。まずは次の配分を基準にし、過去問演習で自分に合うよう調整してください。
- 大問1:25分
- 大問2:25分
- 大問3:10分
- 大問4:35分
- 見直し:5分
英作文は30点あるため、最後に時間が足りなくなる形は避けたいです。長文で迷った問題に時間を使いすぎず、いったん印をつけて先へ進む練習も必要です。
目標得点の考え方
英語の必要得点は学部・学科や他科目との配点によって変わるため、一律の「合格点」を決めることはできません。ただ、琉大英語を安定した得点源にするなら、まずは65点前後を確保し、最終的に70点以上を安定させることを一つの目安にしたいです。
長文2題で40〜45点、会話問題で7〜8点、英作文で18〜22点程度を取れると、合計65〜75点が見えてきます。
琉大英語で必要な力
- 標準レベルの語彙・語法を正確に扱う力
- 段落ごとの役割と文章全体の流れをつかむ力
- 物語文で人物の心情や出来事の順序を追う力
- 設問の根拠を本文から探す力
- 日常会話の基本表現を使える力
- 150語程度で筋の通った英文を書く力
おすすめの勉強法
1.単語・文法を先に固める
琉大英語は超難解な英文を読む試験ではありませんが、標準的な単語・熟語・文法が曖昧だと、長文でも会話問題でも失点します。まずは単語帳1冊と基本文法を反復し、意味を見て思い出すだけでなく、英文中で判断できる状態を目指します。
2.長文は「全部訳す」より構造をつかむ
説明文では「問題提起→原因→具体例→結果→結論」、物語文では「出来事→人物の反応→心情の変化」を意識します。段落ごとに一言で要約する練習をすると、内容一致や要旨問題にも強くなります。
3.重要文だけ構造を取る
すべての英文にSVOCを振る必要はありません。意味が取りにくかった文、設問の根拠になった文、関係詞・分詞・比較・挿入などが重なった文を選び、主語・動詞・修飾関係を整理してください。
4.会話表現は短時間で反復する
大問3対策は、基本会話表現や語法をまとめて覚え、短い会話問題を繰り返すのが効率的です。10点分を安定して取りにいく意識を持ちましょう。
5.英作文は「資料→理由→意見」の型を持つ
資料型では、①グラフや表から読み取れる事実、②その理由や考察、③自分の意見、の順にすると書きやすくなります。難しい表現よりも、文法的に正しい英文を150語前後で一貫して書けることを優先してください。
過去3年の出題傾向
| 年度 | 大問1 | 大問2 | 大問3 | 大問4 |
|---|---|---|---|---|
| 2026 | 社会的テーマの読解(オーバーツーリズム) | 物語文 | 会話文 | グラフ+意見・約150語 |
| 2025 | 説明文(砂不足・環境問題) | 物語文 | 会話・語法 | 図表+意見・約150語 |
| 2024 | 物語文 | 説明文(記憶) | 会話文 | 自由英作文・約150語 |
3年間を通して、長文2題+会話+英作文という骨格はかなり安定しています。特に英作文30点を含むため、読解だけに偏った対策では不十分です。
年度別解説
年度別・大問別の詳しい解説は、この下に順次追加します。問題本文や選択肢の全文は掲載せず、公式問題や正規の過去問題集と一緒に使える形で、正解の根拠・重要語句・解き方を整理します。